気ままに:自己流クッキング
筍料理
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わたしが暮らしている この辺りには
竹林がとても多くて
うれしいことに 朝掘り筍を 売ってくださる家があるのです
いつも一袋の糠もいっしょに手渡してくださるので
筍を買ったその日は
わたしは台所で忙しく過ごします
筍は掘ったあと アクがまわりはじめるのが早いそうなので・・・
日頃は 戸棚にしまい込んでいる 30㌢の大きなボール2個に
たっぷりの水と糠をはって 5~6本の筍を茹でます
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何年か前に
”茹でた筍は すぐに使わずに
米糠をいれて茹でた湯の中で 一晩ねかせてから使うとアクが和らぐ・・・”という
料理人が書いたエッセーを読んだことがあるのですが
わたしは待ちきれずに すぐに料理をしてしまいますね
えぐい感じの味は 嫌いではありませんし
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あっさり味の筍ごはん:筍皮包み
あっさりと筍と油揚げだけで炊き込んだ筍ごはんを
皮で包みこんだこの一品を 思いついたのは
茹で上がった皮をとっていたときに 美しいなぁ~と思ったからなのです
お酒を飲みながら 時間をかけて食事をするので
おつまみの一つという感覚で食べるのも なかなかいいもの!
すこし冷めはじめたくらいの 筍ごはんの香りも好きなのです
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根元は 筍ごはんや天ぷらにして卵とじにしたり
中ほどは 直煮・土佐煮・若竹煮などの煮物や 焼き筍に
穂先は 庭の木の芽と合えたり イカや山独活の白みそ和えにしたり
姫皮は 酢の物や 梅びしおと合えたり
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このところ 冬に逆戻りしたような肌寒い日が続いていますが
味覚は まちがいなく春の季節を実感しています!