イタリア旅行:その前に【6】ジョルジョ-ネの祭壇画を見に中世の町カステルフランコへ
海のいろ空のいろ
を眺めながら
アドリア海から吹いてくる風を感じて
終日
ゆったりと過ごしたいですね
ヴェネツィアでは!
と
思いながらも
サンマルコ広場で
お茶をしながら大聖堂を仰ぎ
汽船ヴァポレットから
大運河沿いに建つ瀟洒な貴族の館や商館が立ち並ぶ光景を見ると
きっと
”中に入ってみたくなる”ことでしょう
・・・
そうしたら最後
・・・
私のことですから
目が皿のようになってしまうことは間違いなさそうです
一堂に集められた
ヴェネツィア派絵画の殿堂を見過ごすわけにはいかないでしょう
いままで
図録の中でイメージしてきた本物に
やっと
出会うわけですから
* * * * *
たったひとつの
ジョルジョーネ(1477/78カステルフランコ・ヴェネト~1510ヴェネツィア)の
祭壇画≪玉座の聖母子と二聖人≫を見るために
ヴェネツィアから40分ほどの中世の町
カステルフランコ・ヴェネトの大聖堂を訪ねることも憧れなのです
若くして
音楽会で知り合った熱愛の女性からうつされたペスト病で急死
その生涯は
不明なことが多いといわれながら
絵画の主題性の難解さや真作の不確かさについて書かれた書物が多い?という
・・・
皮肉さと不思議さがあるのです
愛され続けている
ジョルジョーネが生まれた高い城壁に囲まれた中世の町
祭壇画は
いまも町の人々にとっては最大の誇りでしょうね
この小さな町を歩きながら
・・・
何を感じるでしょう