東北の旅:一日目 青森空港から十和田湖へ
まずは
羽田から青森へ飛んで レンタカーで山形まで南下するという
“何も決めない”ぶらり旅を
11月11日(月)から15日(金)まで5日間してきました
東北の田園風景は
稲の刈り入れの時期が織りなす 黄色と茶褐色と深緑の幾何学模様が何とも美しく
楽しい旅になりました
空港から30分で青森市街方面と十和田湖方面への分岐点
市街方面にある三内丸山遺跡やねぶたの里はパンフレットで想像することだけにして
十和田ゴールドラインを走ります
陽光に輝いて美しい薄の群の風景が続き 徐々に木々の色づきが濃くなりはじめてきました
十和田八幡平国立公園:萱野高原
紅葉ツアーの人込みを避けての端境期をねらったのですが
黄葉は真っ盛りの見頃で 紅葉は猛暑のせいでいっきに落葉しはじめて
ことしはあまり期待できないという話でした
どこを歩いても走っても 木々の美しさを満喫しました
八甲田山
”どの山が八甲田山ですか?”と歩いている人に尋ねて
”八甲田山という山はないのですよ 八甲田八幡平国立公園の北部に横たわる連峰の総称なのです”
と知りました
雪中行軍遭難者銅像は 気温26℃の汗ばむような秋の空を見上げていました
なぜあのような悲劇が起こってしまったのでしょう
酸ケ湯温泉
お昼時に酸ケ湯温泉に到着 あまりの人出に驚いたのですが
この日は”体育の日”で 連休の最終日でした
標高900㍍の高地にある湯治場の周りは まさに”もみじは錦”の見事さでした
猟師が鹿を追っていて見つけたということから ”鹿湯”がなまって“酢ケ湯”になり
“酸ケ湯”になったとか
名物は白い湯の千人風呂で “混浴を守る会”の会員を募っていました
キャンプ場の辺りをゆっくりと散策しました
蔦温泉
ブナの原生林のなかに建つ いかにも古めかしい一軒宿でした
発つときはこの辺りで泊まることになるかなと思っていたのですが 十和田湖まで行くことにしました
ここの湯は平安時代に発見されたとか 夏の名物だというヒメマス料理は秋でも頂けるのかしら
蔦七沼の散策コースの木道を歩くのも魅力だったのですが
奥入瀬渓流
森林浴をしながらの白い渓流のせせらぎは何よりの清涼剤になりました
わずか40分ほど味わっただけなのですが
十和田湖から太平洋までの落差は200㍍だそうで ほとんど平坦な道を歩くのだとか
急流のところが7~8箇所 急な階段のところが2箇所だけだと聞きました
”ぜひ6月の新緑の頃にいらしてくださいね!”というボランティアの方の声をあとに
渓流を右に左に見ながら十和田湖へ
滝がたくさんあって雲井の滝 白布の滝 白絹の滝とやさしい名前なのです
細くて曲がりくねった道が続きますが 伊豆や箱根のドライブで慣れているので安心!
十和田湖
休屋の湖畔のホテルに投宿したのが暮色どき 写真はホテルからみた十和田湖の景色です
ブナの木の香りがする温泉に入って 地酒十和田を飲みながら話しをしていたら
猛烈な睡魔が!
十和田湖はじつに静かなたたずまいを見せていました
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明日は遠野への移動日です